共感と信頼を力に新たな価値を創造する女子大学

お茶の水女子大学は、令和7年（2025年）に創立150周年を迎えます。

明治8年（1875年）に東京女子師範学校として設立されて以来、多くの女性人材を輩出してきました。本学の歴史は、世界大戦・大震災などの数多の苦難を乗り越え歩み続けてきた女子教育の歴史でもあります。

世界は今、気候変動とそれに伴う大規模自然災害、食糧問題、感染症との戦い、格差の拡大と社会の分断などのグローバルな課題に直面しています。そのような時代だからこそ、私たちは伝統を進化させ、一人ひとりの能力と個性を結びつける共感と信頼を力に、新たなリーダーシップを発揮し、知の共創による新たな価値の創造によって、課題解決に取り組んでいきたいと考えています。

これからも「学ぶ意欲のあるすべての女性にとって、真摯な夢の実現の場として存在する」というミッションを掲げ、多様性・公平性・包摂性を礎とし、平和で持続可能な地球社会を実現するためのチャレンジを続けてまいります。

国立大学法人お茶の水女子大学長佐々木 泰子